楽天ボラティリティファンドのまとめ~加筆

楽天ボラティリティファンド(通称楽天ボルティ)でこれまで気づいた点を簡単にまとめてみました。
VIXのインバースとどっちがいいか検討されている方は参考になるかもしれません。

楽天ボラティリティファンドはVIXのインバース(VelocityShares Daily Inverse VIX Short-Term ETN)を6割ほど保有してVIX短期先物指数がコンタンゴで減価する性質を収益源としようとする投資信託。
VIX先物がバックワーデーションになるとVIX先物を買う。
ドル建てなので為替ヘッジを行う模様。

●VIXのインバース系を直接買わずに楽天ボラティリティファンドを買うメリット

VIXのインバースを直接保有するとVIXが急騰した場合に大きなドローダウンを被るおそれがあるが、楽天ボラティリティファンドは少なくともVIX先物がバックワーデーションになった場合はVIXの買い(VXXの買い)に転換するので多少は損失が回避できる(はず)。

為替ヘッジを行う(円安の恩恵は受けられないことになるのでどう考えるかによる)

●VIXのインバース系を直接買わずに楽天ボラティリティファンドを買うデメリット

VIXのインバース系を買ったほうが単純にパフォーマンスがよい

ドローダウンの損失軽減は自分でできる(笑)

ちなみに2015年の後半はバックワーデーションの日が多かったと思いますがその時のチャートを見てみると

8月にものすごいドローダウンがありますが、楽天ボルティはそれほど下がっていません。
ここから多少なりとも楽天ボルティが上昇してくれていれば買いだったかもしれませんが同じように横ばいでした。

2017年4月にも一時バックワーデーションになりましたがその時もVIXの買いを行ったと運用報告書にあります。その時のチャートは

2049インバースが凄い上がり方をしているのであまり比較にできないかもしれませんが、確かに4月にかなりドローダウンしているところ、楽天ボルティはさほど下がってはいません。

従って2049インバースと比較すると相対的にドローダウンが少ないということは言えると思います。
が、VelocityShares Daily Inverse VIX Short-Term ETNを6割しか保有していないということはリターンもその分低くなりそうです。
ただ、このあたりは結局のところどのタイミングで買うかによっても大きく違ってきます。

2049 VIXインバースは2015年3月16日に上場、2017年7月18日現在24710円で147.1%のリターン。
同期間、楽天ボルティは8474円から12559円。
比べるまでもないですが、ただ2049は今年に入ってからだけで1万円ほど上昇しています。これほど低ボラというのも少し珍しい気がしますのでこの低ボラティリティがいつまで続くのか、これが終わった時のドローダウンをいかに回避するのか?

※2018年2月5日アメリカ市場が暴落しました。
2049VIXインバースは翌日は値がつかず2月7日は1145円で始まりました。前日比の表示がないので早期償還されたものと思われますが、保有している方は引き続き保有自体はできているようです。
一方楽天ボラティリティファンドは2月6日は11776円で前日11444円から332円上昇しています。

公開日:
最終更新日:2018/02/07